葉取らずりんご栽培と通常のりんご栽培の違い

ジョナゴールド20150930 吉ざえもん農園の気まま日記
ジョナゴールド20150930

吉ざえもん農園では、全てのりんごを【葉取らず栽培】しています。

通常のリンゴ栽培とどう違うのかは、下記写真を見ていただけると一目瞭然です。下記写真は、この時期の通常のリンゴ栽培の一つです。

有袋栽培のムツ20151002

有袋栽培のムツ20151002

りんごの周りに葉っぱが見当たらないのがわかりますでしょうか。

りんごによくお日様が当たって、きれいに色づくように、りんごの周囲の葉っぱを取り、地面には光を反射させて、りんごのお尻もきれいに赤くなるように銀色の反射シートを敷いて栽培します。

特に贈答用のりんごは、有袋栽培でこんな風に栽培されています。(写真は袋を取った後の様子)

一方の葉取らず栽培は、りんごの周囲の葉っぱは、黄色くなるまで取りません。葉っぱは、お日様の光を栄養分に変えて、りんごへ届ける役目を果たしていると考えるからです。
また、袋をかけない無袋栽培なので、りんごにはスリ傷もつきやすく、虫もつきやすいです。そして、葉っぱがお日様の光を遮って、りんごに色をつきにくくしています。

ジョナゴールドの木20150930

ジョナゴールドの木20150930

と、ここまでが通常の【葉取らず栽培】なのですが、吉ざえもん農園では更に一手間かけています。今の時期は、こまめにりんごの向きを変えてお日様が当たるようにする「ツル廻し」という作業が欠かせません。

ツル廻し前20150930

ツル廻し前20150930

ツル廻し後20150930

ツル廻し後20150930

こんな風に1個ずつチョコチョコとりんごの向きを変えて樹上完熟させながら、全体にちゃんと色づいたものだけを出荷しています。

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