吉ざえもん農園では、全てのりんごを【葉取らず栽培】しています。
通常のリンゴ栽培とどう違うのかは、下記写真を見ていただけると一目瞭然です。下記写真は、この時期の通常のリンゴ栽培の一つです。
りんごの周りに葉っぱが見当たらないのがわかりますでしょうか。
りんごによくお日様が当たって、きれいに色づくように、りんごの周囲の葉っぱを取り、地面には光を反射させて、りんごのお尻もきれいに赤くなるように銀色の反射シートを敷いて栽培します。
特に贈答用のりんごは、有袋栽培でこんな風に栽培されています。(写真は袋を取った後の様子)
一方の葉取らず栽培は、りんごの周囲の葉っぱは、黄色くなるまで取りません。葉っぱは、お日様の光を栄養分に変えて、りんごへ届ける役目を果たしていると考えるからです。
また、袋をかけない無袋栽培なので、りんごにはスリ傷もつきやすく、虫もつきやすいです。そして、葉っぱがお日様の光を遮って、りんごに色をつきにくくしています。
と、ここまでが通常の【葉取らず栽培】なのですが、吉ざえもん農園では更に一手間かけています。今の時期は、こまめにりんごの向きを変えてお日様が当たるようにする「ツル廻し」という作業が欠かせません。
こんな風に1個ずつチョコチョコとりんごの向きを変えて樹上完熟させながら、全体にちゃんと色づいたものだけを出荷しています。