雪会いりんごは、吉ざえもん農園で採れるりんごに付けた名前です。
雪会いりんごは、晩秋の一番最後に収穫するりんごです。
それは、サンふじ。
雪会いりんごの名前の由来は、真っ赤に完熟したサンフジが、 津軽の冬の訪れである初雪に出会うことから付けました。
この写真のように、初雪をまるで綿帽子のようにまとったサンふじを、初雪の次の日に、一気に収穫します。雪会りんごが誕生したきっかけは、偶然でした。
あるとき、例年よりも早く初雪が大量に降り、りんごの収穫が追いつかなかったときがありました。毎年、おいしくなるようにギリギリまで樹上になさせておくためでした。
雪に当たってしまったりんご。 普段なら、選りすぐってお得意さんへ持っていく極上の大粒サンふじです。 泣く泣く、自家用に廻すことになりました。
しかし、食べてみると、蜜が入っているのは例年通りでしたが、驚いたのは、その蜜以上に美味しかったりんご自体の甘さでした。格段にりんごの甘みがアップしていたのです。こうして雪に出会ったりんごは、雪会りんごとして生まれ変わったのです。