今年はりんごの出来がよく(キノコが豊作の年はりんごも良い、と言われています)、あろうことか、りんご箱が不足!となりました。
不足の原因は、りんごの出来がいいからだけではないのですが・・・。
(雪会いりんごジュースの在庫がまだまだあるのでw)
ということで、木箱を数年ぶりに購入しました。
普段は、コンテナに入れているのですが、コンテナはちょっとお高いので、木箱・・・。
木箱は通常、市場へ出荷する際に使います。
市場へ出荷すると箱は戻ってこないからです。
吉ざえもん農園でも、ひぃおばーちゃんが全盛期の頃は、木箱オンリーで市場へ出荷していました。
ひぃおばーちゃんは、冬になると、寒い倉庫で朝から晩まで、木箱の修理をしていました。
新しい買ったばかりの木箱は、市場へ出荷する上玉と呼ばれる、特級レベルのりんごの出荷に使うのですぐに無くなるのですが、数年経ち汚れてきた木箱は、ハネりんごや加工用に業者さんへ出すりんご用に使うので、板が割れたり、持ち手が外れたりするのです。そんな木箱を修理していました。
ひぃおばーちゃんの太く曲がった指は、よく仕事した人の手でした。
明治生まれの働き者でした。
と、昔話もしたところで、吉ざえもん農園がひぃおばーちゃんの時代からいつもお世話になっているのが、農業資材専門うばさわさんです。
で、そこの息子さんがりんご箱をおしゃれに変身させているのがmono HΛUSさんです。
今日は久しぶりに、木のいい香りを嗅いできました。