葉取らず栽培のりんごがおいしい理由

20151026りんごの落ち葉 吉ざえもん農園の気まま日記
20151026りんごの落ち葉

吉ざえもん農園では、すべてのりんごを葉取らず栽培しています。
葉っぱはりんごの栄養分を作り出す器官、葉っぱが多いほどりんごの味は濃く深くなります。
例えて言うなら、流行っていない居酒屋のいけすで、数日ご飯食べていなかった鯵で作った活き造りを考えてもらうとわかりやすいと思います。
りんごも収穫のその時まで、たくさんの葉っぱが作り出す栄養分をしっかりと吸収しているほうが、味が濃いのです。

そんな葉っぱも、秋も後半になってくると紅葉し始めてきます。

吉ざえもん農園では、樹上完熟主義でりんご栽培していますから、通常よりも収穫が2~4週間遅くなっています。そのため、中生種から晩生種のりんごは、りんごの葉っぱの紅葉具合でも完熟か否かを見ることができます。

樹上で完熟しているりんごの木は、紅葉も進むのが早いです。

なので、今の時期になると、りんごの葉っぱの元気具合で、どの木から収穫しようか決めています。

葉っぱが紅葉し始めると、りんごにとってこの葉っぱは、「お役目ご苦労さん」となります。
黄色い葉っぱや黄色くなり始めた葉っぱは、葉取らず栽培ですが、葉っぱを取っています。こうしてお日様の光が届くエリアが広がり、さらにツル廻しすることで、色がよくのってきます。

20151026葉っぱ取る前

20151026葉っぱ取る前

 

20151026葉っぱ取った後

20151026葉っぱ取った後

 

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