りんごの選別はこんな感じでやっています。

フジ大玉20141126 吉ざえもん農園の気まま日記
フジ大玉20141126

青森津軽の吉ざえもん農園のサンフジは、春から夏の摘果、葉取らず栽培でおいしさを蓄えながら乗り越えた秋の台風、雹被害、その後のツル廻しを経て、初雪までがんばって樹上完熟しておいしくなったりんごにだけ、【雪会いりんご】という名前がついています。

その【雪会いりんご】を選ぶ作業をご紹介します。

 

フジ大玉20141126

フジ大玉20141126

◆サンフジ 大玉
これは、贈答用に使っています。今の時期は特にお歳暮用に。
いわば、【雪会いりんご】の優等生です。
在庫になってしまった分に関しては、全て【雪会いりんごジュース】となります。

 

フジ小玉20141126

フジ小玉20141126

◆サンフジ 小玉
これは、ほとんど【雪会いりんごジュース】の材料となるサンフジです。
小玉は柔らかくなりにくいので、年越し以降の生食用の注文に対応しているサンフジです。

フジ ハネ 20141126

フジ ハネ 20141126

◆サンフジ ハネ
これは、ほとんどが【雪会いりんごジュース】になります。
枝擦れ、ツル割れ、ツル渋等、食べると大玉以上においしいりんごですが、贈答用にはなれない見た目の悪いりんごたちです。
郷土料理の店鱒の介にて、無料配布しているサンフジがコレになります。

 

ここまでが【雪会いりんご】と名乗れるサンフジです。
以下は、普通のサンフジです。

 

フジ 落ち実の生食用 20141126

フジ 落ち実の自家消費用 20141126

◆サンフジ 落ち実の自家消費用
一番おいしいのが、コレ、になります。
色も大きさも最上級なのに、重力に逆らえずに落下したため、商品になりません。
また、ジュースに加工するにも、吉ざえもん農園のポリシーに反するので、使いません。
自分のトコで食べたり、知り合いに配ったり、郷土料理の店鱒の介にて、無料配布しているものの中にも、コレが含まれています。

 

フジ もぎ実のジャム 20141126

フジ もぎ実のジャム 20141126

◆サンフジ もぎ実のジャム
この辺りのりんご業界では、「ジャムりんご」といえば加工用へ廻すりんごを指します。

樹上完熟といえど、全てのりんごが、ちゃんと完熟するわけではありません。
もぎ実ですが、食べてもおいしくないりんごです。
これは、加工業者さんへ買い取ってもらう分です。
吉ざえもん農園では使いません。
加工業者さんから先でどうなっているのかは、不明です。
(ペクチンになったり、缶詰・ジュース等になっているようです)

 

フジ 落ち実 加工業者行き 20141126

フジ 落ち実のジャム 20141126

◆サンフジ 落ち実のジャム
落ちちゃったりんごたちです。加工業者さんへ買い取ってもらいます。
畑にそのまま置いておくと、ねずみの巣になりやすいので、出来る限り拾います。
ねずみがかじってしまったもの、腐りが進んだものはそのまま畑に置いておきます。
(画像にある腐りが入ったりんごは、撮影後、取り除きました)
ねずみがりんごの木をかじらないように、りんごの木から離れた場所へ放っておきます。

 

落ち実・もぎ実ともジャム用とはいえ、これも少ないながらも収入になります。
また、落ち実を拾わないと、収穫時、踏んで歩くことになるので、収穫前に、りんごの木をぐるりと回って、落ち実を拾い集めます。

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